「2018年度 東京ビジネスデザインアワード」で区内企業の テーマに対する事業提案が最優秀賞を受賞!
2019-2-20
「2018年度 東京ビジネスデザインアワード」で区内企業の |
2018年度東京ビジネスデザインアワード 最優秀賞
提案名:「立体視・金属調印刷物」を唯一無二の素材にするための事業提案
提案者:今井裕平、林雄三、木村美智子、鈴木杏奈(フラッグシップデザイナー/kenma inc.)
テーマ:透明樹脂素材を立体的かつ本物の金属に見せる「立体視・金属調印刷」
内 容:透ける金属表現という世界初の特徴を活かした事業の提案
企 業:株式会社技光堂
「2018年度 東京ビジネスデザインアワード(主催:東京都、企画運営:(公財)日本デザイン振興会)」の最終審査会が1月31日(木)、東京ミッドタウンで開催され、板橋区内の企業である株式会社技光堂が応募したテーマに対する提案『「立体視・金属調印刷物」を唯一無二の素材にするための事業提案』が最優秀賞に選ばれた。
「東京ビジネスデザインアワード」は、都内のものづくり中小企業と、優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとが協働することを目的とした、企業参加型のデザイン・事業コンペティションで、今回で7回目。
コンペティションはまず、ものづくり中小企業が持つ高い技術や特殊な素材を「テーマ」として募集。その後、審査を経て選定された「テーマ」に対して、新たな用途の開発等を軸とした事業全体のデザインを「提案」としてデザイナーから募集し、優れた事業提案の実現化をめざす。2018年度は、提案審査を経て、企業とデザイナーとのマッチングが成立した8件がテーマ賞として決定した。
区内企業の株式会社技光堂が応募したテーマ『透明樹脂素材を立体的かつ本物の金属に見せる「立体視・金属調印刷」』もそのうちの1つ。同社は昭和39年に製版会社としてスタートし、現在は印刷に色々な付加価値を加えた特殊印刷を強みとしている企業である。業界のデジタル化が進む中、単なる印刷ではない特殊印刷のシルク印刷やオンデマンド印刷を先進の製版および加工技術と綿密に連携させ、今までにない製品を社内で一貫製作している。今回のテーマは、(1)金属でしかできなかった表現を印刷で再現できる、(2)金属だと手間がかかる複雑な加工も印刷で容易に表現できる、(3)本物の金属より安価で環境にも優しい、の3点がポイントであった。
そして1月31日(木)、テーマ賞に選出された8件のデザインについて、デザイナーによる公開プレゼンテーションが行われ、最終審査の結果、最優秀賞に『「立体視・金属調印刷物」を唯一無二の素材にするための事業提案』が選ばれた。本デザインは、株式会社技光堂が応募したテーマに対し、今井裕平・林雄三・木村美智子・鈴木杏奈(フラッグシップデザイナー/kenma inc.)が、「透ける金属表現」という特殊印刷の特長を活かした、メタルインターフェイス制作とビジネスモデルを提案したもの。
高度な技術が必要となる特殊印刷と、デザイナーの提案力が見事にマッチした実現可能性が見込めるビジネス提案であり、技光堂独自の印刷技術を用いてBtoCのプロダクト制作を行いつつ、本業であるBtoBのOEM事業の価値向上をめざし、多面的に提案した点が評価された。
現在、テーマ企業とデザイナーの間で提案の事業化・製品化に向けた検討を進めている。
[*本件問い合わせ先] 公益財団法人板橋区産業振興公社/中小企業サポートセンター 事業1グループ 電話(公社直通)03-3579-2192 |
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